プレイしていると、ステアリングコントローラーのフォースフィードバックが弱くなったり、消えたり、切れたりします。また、ステアリングホイールが熱くなったり、勝手に電源が切れたりします。どうしたらいいでしょうか？

製品: T128 (PS4/PS5/PC) ; T128 (Xbox One/Xbox Series/PC) ; T150 Force Feedback ; T150 PRO Force Feedback ; T150 Ferrari Wheel Force Feedback ; TMX Force Feedback ; TMX PRO Force Feedback ; T248 (PS4/PS5/PC) ; T248 (Xbox One/XBox Series/PC) ; T300 RS ; T300RS GT Edition ; T300 Ferrari GTE ; T300 Ferrari Integral Alcantara® Edition ; T300 SERVO BASE ; TX Racing Wheel Ferrari 458 Italia Edition ; TX Racing Wheel LEATHER Edition ; TX SERVO BASE ; T-GT ; T-GT II ; TS-XW RACER ; TS-XW Servo Base ; TS-PC RACER ; TS-PC Racer Ferrari 488 Challenge Edition ; T818 ; T818 Ferrari SF1000 Simulator

プラットフォーム:
Windows® 10 以降が動作する PC
ゲーム機: PS4™、PlayStation®5、Xbox One™、Xbox Series S™、Xbox Series X™


Thrustmaster のフォースフィードバック対応ステアリングコントローラーには電動モーターが搭載されており、実際のカーレースにおける物理的な影響 (振動、衝撃、ブレーキ、ステアリングのテンションなど) をシミュレートします。これにより、レーシングシミュレーターがより没入感のあるものになります。

 

 

- この記事では、ステアリングコントローラーに影響を与える可能性のある 3 つの一般的な問題、ステアリングコントローラーの電圧とフォースフィードバック、トラブルシューティングのヒントと解決策について説明しています。

1- 電圧: ステアリングコントローラーの電圧の損失や低下を避けるには
2- ステアリングコントローラーの温度: フォースフィードバック対応ステアリングコントローラーの機能を維持し、オーバーヒートの発生を防ぐには
3- フォースフィードバックに影響する現象: どのように回避し、対処すればよいか

 

1- 電圧：ステアリングコントローラーの電圧の損失や低下を避けるには

デバイスが適切に機能には十分な電力が必要なため、ステアリングコントローラーが常に正しく接続されていることが非常に重要です。
ゲームの途中でステアリングコントローラーが切断され、再接続して再調整される場合があります。 その結果、場合によってはフォース フィードバックが弱くなったり、完全に停止したりすることがあります。

これを回避するには、ケーブルとプラグを慎重に確認してください。

- 電源コードはコンセントに直接接続してください。延長コード、電源タップ、変流器の使用はお避けください。
- ステアリングコントローラーは、PC またはゲーム機の USB ポートに 直接接続する必要があります。USB ハブや USB エクステンションなどの接続延長デバイスの使用は避けることをお勧めします。

なぜ直接接続のほうが良いのか
弊社のステアリングコントローラーとその周辺機器は、標準的なケーブルとコネクター (電源、USB、RJ12、DIN) を備えています。
- 延長コードは 信号を長くすることによって、電流を変化させたり、乱したりする場合があります。その結果、ステアリングコントローラーに供給される電圧が、デバイスが正常に機能するために必要な電圧よりもわずかに低くなってしまう可能性があります。
- 電源タップまたは ハブは 過負荷状態を引き起こしたり、 ステアリングコントローラーへの供給電圧を低下させる可能性があります。

注意: 電源供給タイプの USB ハブは、複数の接続によって電圧を維持できるため、通常は電圧降下を避けることができます。ただし、弊社はこういったデバイスが最適に機能することを保証していません。

接続を確認した後、いくつかの USB ポートでステアリングコントローラーをテストし、正しく機能するかどうかを確認してください。

ヒント:
デスクトップ PC は通常、背面に USB ポートを備えています。これらの追加の USB ポートはマザーボードに接続されているため、前面にある USB ポートとは異なり、直接電源が供給されています。これは、ゲーム中の停電やドロップを回避する上で、前面のポートよりも優先して使用することが好ましいことを意味します。
 また 、一部のハイエンドゲーム機には、 背面に USB ポートが追加されているため、可能であればこちらのポートを検討してください: PS4 Pro™、PS5™、Xbox One X™、および Xbox Series X™。

通常プレイしているプラットフォームとは異なるプラットフォーム (PC またはゲーム機) でステアリングコントローラーをテストしてください。この種のクロステスト (つまり、ステアリングコントローラーを別のプラットフォームに接続すること) は、何が問題なのかを特定し、場合によってはその修正方法を理解するのに役立ちます。


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2- フォースフィードバック対応ステアリングコントローラーの機能を維持し、オーバーヒートの発生を防ぐには

フォースフィードバック対応ステアリングコントローラーには電動モーターが搭載されており、使用中に発熱します。これは正常であり、ステアリングコントローラーは熱に耐えて許容レベルを設定するように設計されています。弊社のステアリングコントローラーには、過熱を回避するためにフォースフィードバックを減少または停止できる安全機能も搭載されています。

冷却と換気について:
ステアリングコントローラーは、底面にある少なくとも 1 つのファンで余分な熱を排出する必要があります。このファンは自動モードに設定されており、感知した温度に基づいて自動的に速度を上げたり下げたりします。
ただし、T300 RS および TX ステアリングコントローラーベースではファンをマニュアルモードに切り替えることができます。これは、ファンが動作しているかどうかを確認する場合に特に便利です。詳細については、T300 RSまたは TX ステアリングコントローラーの冷却に関するドキュメントを参照してください。
一方、T818 のような Direct Drive ステアリングコントローラーは周囲の空気を通して熱を排出するため、ファンは搭載していません。

時間の経過とともに、状況によっては、主に使用時間と蓄積された熱によってステアリングコントローラーのパフォーマンスが低下する場合があります。これらの問題に対処するための役立つヒントをいくつか紹介します。

=> ステアリングコントローラーは、風通しがよく、散らかっていない場所に設置してください。

=>プレイしているゲームに応じて、フォースフィードバック機能を調整し、好みに合わせてゲームの設定で自由に減らすことができます。これは、フォースフィードバックの量と楽しいゲーム体験のバランスを見つけるのに役立ちます。このアドバイスは、ゲーム機と PC ゲームの両方に当てはまります。
- PC では、ステアリングコントローラーのコントロールパネルからフォースフィードバックの設定にアクセスすることもできます。この場合、設定は PC ゲームにのみ適用されます。

=>プレイ時間を短くして、定期的に休憩を取り、その間はステアリングコントローラーを取り外してください。
- ご使用のステアリングコントローラーのユーザーズマニュアルの「警告」の項を参照してください。

=>使用後は必ず PC またはゲーム機の電源を切り、ステアリングコントローラーの電源プラグを完全に抜いてください (電源コード、USB、および周辺機器のコネクター）。

=>ホコリの蓄積を防ぐため、ステアリングコントローラーとその周辺機器を定期的にクリーニングしてください。液体を使わず、電子機器のクリーニング用のエアダスター缶を使うと、安全にクリーニングすることができます

ロングレースに出場する際のヒント:
耐久レースや 1～2 時間の連続セッションでプレイするような、負荷の高くなる状況では、パフォーマンスの低下を回避するため、フォースフィードバック機能を調整することを強くお勧めします。
ゲーム内の設定を下げてフォースフィードバックを微調整するとよいでしょう。適切なバランスが見つかるまで、いろいろな設定をお試しください。


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3- フォースフィードバックに影響する現象: どのように回避し、対処すればよいか

ゲーム中に、ステアリングコントローラーのフォースフィードバックのパフォーマンスが低下する場合があります。具体的には、プレイ中のラグ (オンラインレースなど)、バグ、および通常は自然に解決されるさまざまな不具合により、フォースフィードバックの効果が一時的に消えたり、変化したりする場合があります。
また、一部のゲームは他のゲームよりも要求が高く、性能的にステアリングコントローラーにとって厳しい場合があります。

さらに、特定の物理現象により、ステアリングコントローラーのパフォーマンス、特にフォースフィードバック効果が損なわれる場合があります。これらの問題は、フォースフィードバック設定によって電気信号が飽和したときに頻繁に発生します。

クリッピングの例：
フォースフィードバックのクリッピングは、特定の状況で一部のフォースフィードバック効果の発生を妨げる電気的飽和現象です。通常は一時的なものですが、レース中に複数回発生する場合があります。
クリッピングは PC ゲームでもゲーム機用ゲームでも起こり得ます。

何が起こっているのかを理解するのに役立つシナリオを次に示します:
あなたはレースサーキットでのレースに参加しています。直線で加速し、ブレーキをかけてターンします。ランブルストリップを通過するとき、ステアリングコントローラーは振動効果を再現しませんが、他のすべての効果は再現されます (たとえば、ブレーキング、ジョルト、ステアリングホイールの動きなど) 。

説明:
この現象は主に、フォースフィードバックの設定が高いゲームで使用されるステアリングコントローラーに影響します。クリッピングが発生するために、これらの設定を最大にする必要はありません。
フォースフィードバックを生成するためにゲームによって送信されるコマンドは、ステアリングコントローラーの物理的 (実際の) 性能以上のアクションを必要とします。
モーターに物理的な負荷がかかり、追加のコマンドを実行できなくなります。その結果、フォースフィードバック機能が特定の状況で一時的に消えてしまうケースがあります。これは、ステアリングコントローラーのモーターが動作限界に達してしまったことを意味します。

クリッピングやその他の飽和現象を軽減するための解決策:
フォースフィードバックのコマンドはゲームから送られてくるため、ステアリングコントローラーの性能に合わせる必要があります。
- ゲームのフォースフィードバックの設定を下げます (PC およびゲーム機) 。
=>これにより、ステアリングコントローラーのモーターに多少の余裕が生まれ、フォースフィードバック効果が最適化されます。


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重要: この記事のアドバイスを実行しても、ステアリングコントローラーが切断されたり、フォースフィードバックのパフォーマンスが低下したりする場合は、弊社のテクニカルサポートチームにご連絡ください。他の解決策を提案いたします。